大学4年生の時に日本語教師になることを決意し、その年の日本語教育能力検定試験を受験して一発合格しました。
私が受験した平成30年の合格率は約28%。
ちなみに令和2年の合格率も28%でした。
参考:R2-1obosya.pdf (jees.or.jp)
(日本語教育能力検定試験 応募者・全科目受験者・合格者数 推移)
出題範囲が広く、合格率を見れば難しく感じるかもしれませんが、計画的に準備すれば一発合格も夢ではありません。
そこで今回は、私の実際の受験までのスケジュールと大まかな勉強方法をシェアしようと思います。
ちなみに私は大学で日本語教員養成課程を履修していたので、検定に必要な基礎知識は大学の授業で勉強しました。
目次
受験までのスケジュール
1月~5月 ①基礎知識の勉強&語彙の暗記
6月 教育実習のため 勉強を中断
7月 ② 練習問題
8月 ③ 音声問題対策スタート
9月 ④ 記述問題対策スタート
10月 ⑤ 過去問を解きまくる
11月 受験
実際の勉強の進め方
① 基礎知識の勉強&暗記
私は『日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド』を使って勉強しました。
1.『日本語教育能力検定試験 完全攻略ガイド』を読む
2.項目ごとに自分でQ&Aを作って、移動時間などで暗記
1と2を数か月繰り返して、ひと通り全項目頭に叩き込みました。
② 練習問題
一通り理解したら、ひたすら練習問題です。
答えを覚えるまで、何回も何回も同じ問題を繰り返します。
完璧に覚えたら、新しい問題集を買います。
この頃は専門用語の意味を理解し、暗記するのに必死でした。
③ 音声問題
音声問題は慣れです!笑
私は音声問題が一番苦手でちんぷんかんぷんでした。ですが音声問題は対策次第で、必ず高得点が取れる問題だと思っています。
音声はとにかくたくさん練習問題をしました。数をこなしていくうちに出題パターンが分かってきます。
ポイント
☞『口腔断面図での子音の調音点・調音法』『音声記号表』を丸暗記する
☞ 大量の問題を解く
④ 記述問題
問題は、日本語教育現場で実際に起こりうる場面を想定して出題されます。
そして日本語教育に関する知識を元に自身の考えを論理的に述べなければいけません。
解答例はあっても、100%正しいという答えがありません。
ですから記述問題の対策が一番難しかったです。
まず、音声問題と同様、たくさん練習問題をしました。
自分なりに書いてみて、その後に解答例と比べ、何が違うのか、何をポイントに書けばよかったのかを考えました。
ひたすらその繰り返しです。
私の大学の教授で日本語教育能力検定試験を受けた人はいませんでした。
そのため添削してもらえる人がいなかったので、自分なりに勉強するしかありませんでした。
⑤ 過去問題(受験1か月前)
過去問題は年度ごとに発売されています。
練習問題と同じように、答えを覚えるまで何回もします。
あとは、苦手分野やよく間違えた問題をひたすら復習しました。
合格のポイント!
勉強する上で意識したことは以下の3点です。
- 色んな参考書に手を出さない
- インプットばかりではなく早い段階から、練習問題や過去問題に取り掛かる
- 答えを覚えるまで同じ練習問題を何回もする
おわり
自分なりの勉強方法でしたが、問題をたくさんしたのが良かったのかなと思います。
9時から18時まで、授業以外はずっと学校で勉強しました。
その後、電車や家でも勉強。大学受験の時より勉強しました。
途中、教育実習があって丸々1か月勉強ができない期間もありましたが、
誰にも負けないくらい勉強したので、試験終了直後は、「絶対合格だ!」と確信していました。(生意気すみません 笑)
今年も試験日まであと半年です。
勉強をすればするほど、合格に近づきます。
今年、試験を受けられる方応援しています!