初回授業は、教師も学生も緊張しています。
今回は緊張をほぐし、いい授業雰囲気を作ることができる活動を紹介します。
活動内容
学生は全員立って教師に10個質問します。10個質問するまで座れないというシンプルなルール。学生の人数やレベルに合わせてルールを変えても面白いです。
準備物
特に無し
対象レベル
初級以上(ゼロ初級は ✖ )
活動例
学生の人数 :20人
日本語レベル:『みんなの日本語Ⅰ』を学習済み
ルール:座席の横一列で1チーム。1チーム3つ質問したら座れる。
進め方
➀ 教師の自己紹介
授業の初めに、学生にかんたんに自己紹介をします。
T:はじめまして。わたしは○○です。
旅行することと、アニメを見ることが好きです。
みなさん、これからいっしょに日本語の勉強をがんばりましょう!
② 全員立たせる
T:みなさん立ってください!!
私はいつも何も説明しないでいきなり学生を立たせます。
学生は「え?何するの????」と戸惑いながら立ちます。
③ ルール説明
手が空いている先生に協力してもらうとスムーズに始められます。
T:横一列でチームです。私に3つ質問してください。
T2:はい!!✋
T:はい!○○先生!
T2:先生は暇なときよく何をしますか?
T:よくアニメを見ます!
○○先生、「一」(黒板に「正」の字を書く)
これで学生は何をしたらいいのか理解してくれます。
注:
質問できるのは1人1回がいいです。ただし、同じチームの学生に教えるのはOKとします。できるだけ多くの学生が発言できるようにしましょう。
実際に出た質問
・どんなアニメが好きですか。
・結婚していますか。
・恋人はいますか。
・どんな男の人が好きですか。
・今朝何時に起きましたか。
・今朝何をたべましたか。
・うちから学校までどれくらいかかりますか。
・アメリカでどれくらい留学していましたか。
・ベトナムに来たことがありますか。
etc.
「みん日Ⅰ」レベルでも結構いろんな質問ができます。
やはり恋愛系は盛り上がります (*´з`)
学生に「質問してください」と言っても学生はなかなか質問しません。ですが不思議なことに、このようにゲームにすると、みんな手を挙げて質問しようとするんです。
学生の興味関心を引き立て、発言できるチャンスを作るのも教師の大切な仕事です。
他にも新しい先生を紹介する時や、学生同士の自己紹介にも行えます。
学生同士競わせてもいいですし、質問テーマを絞ってもいいと思います。
それぞれの目的に合わせてアレンジしてみてください。